【初心者向け】失敗しないタープの選び方&おすすめタープ4選

「テント」が家だとしたら、外でくつろぐリビングスペースをつくってくれるのが「タープ」です。

タープの主な機能は、以下の2つ。

タープの機能
  • 日よけ
  • 雨よけ
筆者
そのほか、周りのキャンパーからの「視線よけ」としても活躍します。

ということで、タープはあった方がキャンプを快適に過ごせるはず!

どのようなタープを選ぶべきなのか、この記事では初めてのタープの選び方初心者にもおすすめのタープをくわしくご紹介します!

キャンプ初心者がタープを選ぶ4つのポイント

初めてタープを購入する際に、必ずチェックすべきなのは以下の4点です。

チェックポイント
  1. 設営しやすいか
  2. 持ち運びやすいか
  3. 人数にあっているか
  4. スタイルにあっているか

1)設営しやすいか

たてるのが難しい上級者向きのタープを買ってしまうと、設営するだけでヘトヘトになり「キャンプって大変…」と思ってしまうかも。

キャンプ初心者でも設営しやすいモデルを選ぶのがおすすめです。

筆者
このあたりは、後ほどタープの種類をご紹介する際に、より深くお伝えします!

2)持ち運びやすいか

あまりに大きすぎる&重すぎると、運んだり収納したりするのが大変に…。

ということで、キャンプ初心者はまず軽い&大きすぎないタープを選ぶのがおすすめです!

筆者
今回おすすめする4つのタープは、どれもその条件をクリアしていて初心者向きのものです!

3)人数にあっているか

タープによって大きさが違うので、人数にあった大きさのものを選びましょう。

持ち運びやすさを重視するならば、人数にピッタリ合うものを選ぶのがおすすめ。

筆者
わたし達は夫婦2人で、ちょっと大きめの420×420cmのタープを広々使っています!

4)スタイルにあっているか

タープに使われる生地は主に3種類あって、それぞれ特徴があります。

生地の特徴
  • ポリエステル
    メリット:雨に強い&軽い
    デメリット:火の粉に弱い
  • ポリコットン(TCとも呼ばれる)
    メリット:やや雨に強い&コットンよりは軽い
    デメリット:火の粉に強い
  • コットン
    メリット:火の粉に強い&日差しに強い
    デメリット:雨に弱い&重い

焚き火を重視する人は、火の粉に強いポリコットンやコットン素材が適しています。

ただし、コットンを含む生地は重くなってしまうのが欠点です。

筆者
設営のしやすさから考えると、最初のタープはポリエステル生地がおすすめ。

キャンプに慣れてきたら、コットン素材のタープを考えると良いと思います!

タープの種類は4つ! 初心者におすすめなのは「ヘキサタープ」

メジャーなタープの種類としては、以下の4つがあります。

タープの種類
  1. ヘキサタープ
  2. レクタタープ
  3. スクリーンタープ
  4. ワンタッチタープ
筆者
結論からお伝えすると、キャンプ初心者が初めて買うタープには「ヘキサタープ」がおすすめです!

では、それぞれのメリット・デメリットとともに、その理由をご紹介します。

1)ヘキサタープ:六角形の初心者向きタープ

ヘキサタープ

いびつな六角形の「ヘキサタープ」は、キャンプ場でもよく見かけるスタンダードなタイプ。

「ヘキサ=6」という意味なので、こういう名前なんですね。

メリット
  • 設営手順が少ない
  • 収納コンパクト
  • 雨風にあわせてアレンジ可能
デメリット
  • 設営のコツをつかむ必要がある
    (バランスの取り方)

総合的に考えて、わたし的には初心者に最もおすすめなタイプです。

チェックポイント採点

  • 設営のしやすさ:80点
  • 持ち運びやすさ:80点
  • 適した人数:1~4人(大きさによる)

ちなみに、わたし達もヘキサタープ使っています!

風向きにあわせてアレンジしたヘキサタープ

わたし達が使っているのは、DODのヘキサタープ(販売終了のデザイン)。

DODのタープは初心者でも使いやすく作られているので、おすすめです。

筆者
DOD「いつかのタープ」については、のちほどおすすめタープのひとつとして詳細をご紹介します!

2)レクタタープ:アレンジしやすさ◎

レクタタープ

長方形の「レクタタープ」や、正方形の「スクエアタープ」は、アレンジのしやすさが抜群。

「長方形=レクタングル」だから、レクタタープやレクタングルタープと呼ばれます。

メリット
  • アレンジしやすい
  • 面積が大きい
    →雨・日差しを防ぎやすい
  • 設営もそれほど難しくない
デメリット
  • 設営のコツをつかむ必要がある
    (バランスの取り方)
  • 最初はどう設営するかわかりにくいかも

ヘキサタープよりもアレンジしやすい分、初心者にとっては「どう設営するか」を考えるのがやや混乱するかも?

ただ、その使いやすさから、ベテランキャンパーは多く使っているイメージ。

チェックポイント採点

  • 設営のしやすさ:80点
  • 持ち運びやすさ:50点(大きいものが多い)
  • 適した人数:2~6人(大きさによる)

こちらは、渋い色のクイックキャンプのレクタタープ。

筆者
こんな感じで屋根部分が広いため、大人数でキャンプに行く人にはおすすめです。

3)スクリーンタープ:虫嫌いにおすすめ

スクリーンタープ

テントのような見た目の「スクリーンタープ」。

虫嫌いにはおすすめのタイプです。

メリット
  • 虫が入りにくい
  • 横からの雨風も防げる
  • プライベート感がある
デメリット
  • 設営が大変
  • パーツが多いので収納かさばる
  • スクリーンを下げると夏は暑い(空気がややこもる)

ややベテランファミリーキャンパー向きのタープかな、という感じです。

テントなどの設営に慣れてから、挑戦するのがおすすめ!

チェックポイント採点

  • 設営のしやすさ:50点
  • 持ち運びやすさ:30点
  • 適した人数:4人以上(大きさによる)

スタンダードなスクリーンタープは、こちら。安定のコールマン。

4)ワンタッチタープ:デイキャンプ向き

名前の通り、ワンタッチで簡単に設営できるタープです。

こちらのクイックキャンプのワンタッチタープは、折り畳み傘の容量でワッと広げるだけ。設営90秒。

メリット
  • 設営簡単
  • デイキャンプ向き
デメリット
  • 雨風に弱い
  • 宿泊キャンプには向かない

ワンタッチタープは簡易的なものなので、デイキャンプなどで気軽に使いたい時におすすめです!

チェックポイント採点

  • 設営のしやすさ:80点
  • 持ち運びやすさ:50点(大きいものが多い)
  • 適した人数:2~4人(大きさによる)
筆者
簡易的なつくりなので、今後連泊キャンプなどをしっかり楽しみたい場合はワンタッチじゃない方が良いかも…!

タープの種類選びの結論:初心者はヘキサタープがおすすめ!

初心者向きタープのポイントを総合的に考えると、初タープとしては設営簡単&軽量なヘキサタープをおすすめします!

わたし達のヘキサタープ

筆者
ヘキサタープを使っているキャンパーはかなり多く、形としてはスタンダードなため、ラインナップが多いのも魅力。

ここからは、そんなヘキサタープの中でも特にキャンプ初心者におすすめなヘキサタープをご紹介します!

キャンプ初心者におすすめな「ヘキサタープ」4選

以下の点を満たした厳選「ヘキサタープ」をご紹介します。

  • 形状:ヘキサタープ
  • 素材:ポリエステルで軽量
  • サイズ:2~4人が使えるものをメインに

1)入手できたらラッキー!DOD「いつかのタープ」(2~4人)

カラーもデザインもスタンダードな、DODのヘキサタープ。

シンプルなつくりで初心者でも設営しやすいです。

スペックのわりにリーズナブルでかなり人気があるため、在庫切れしていることも…入手できたらラッキーです。

420×410cmで、4人ぐらいなら余裕なサイズ

筆者
わたし達はこのサイズ感のタープを2人で使っているので、2~3人で広々使うのにもおすすめです。
おすすめポイント
  • 落ち着いたカラー&デザイン
  • 設営に必要なものはすべて付属(ハンマーはなし)
  • 厚手の生地で日差しをしっかり防ぐ
  • 収納時コンパクト
  • ポリエステル製で約5.2kgとそれなりに軽量

バランスのとり方さえわかれば、2人でも10分程度で建てられます

わたしたちが使っているのも、DODのヘキサタープ。

このデザインはもう廃盤ですが…

設営方法は、こちらの公式動画を参考にしてみてください!

2)軽さ重視なら!コールマン「ヘキサライト2」(2~4人)

スタンダードなデザインのものを選ぶとすると、コールマンの「ヘキサライト2」もおすすめ。

420×420cmの大きさで2~4人ならじゅうぶん。

大きさの割に4.3kgという軽さで、持ち運びラクラクです!

筆者
収納時に小さくなるようにこだわってつくられていて、軽量&コンパクトさはピカイチ。
おすすめポイント
  • 落ち着いたカラー&デザイン
  • 設営に必要なものはすべて付属(ハンマーあり)
  • 収納時コンパクト
  • ポリエステル製で約4.3kgとかなり軽量

3)支柱4本で安定感抜群!コールマン「XPヘキサタープMDX」(4~6人)

4本のポールで支える、コールマンのヘキサタープです。

460×435cmで、5~6人ぐらいまでは使える大き目サイズ

両端に2本ずつクロスしたポールを設置するので、先ほどのDOD「いつかのタープ」やコールマン「ヘキサライト2」よりは安定感があり設営しやすいです。

おすすめポイント
  • 設営しやすい
  • 設営に必要なものはすべて付属(ハンマーあり)
  • 高さ調節ができる
  • サイドポールまでついてる!
筆者
クロスポールの広げ具合によって、タープの高さも調節できるのが良いですよね。

またサイドポールも付属しているので、こんなたて方も可能。

サイドにメインポール、全面にサイドポールを2本たてて見通し良く

筆者
サイドポールは別売りの場合がほとんどですが、コールマン「XPヘキサタープ」には付属してるのがうれしいところ!

たて方は公式動画があるので、チェックしてみてくださいね。

4)超軽量&1万円以下で手に入る!キャプテンスタッグ「CSクラシックスヘキサゴンタープUV」(2~4人)

シンプルな色合いが好きな方におすすめの、キャプテンスタッグのヘキサタープ。

400×420cmで、4人ぐらいは余裕なサイズ感です。

おすすめポイント
  • 設営しやすい
  • 設営に必要なものはすべて付属(ハンマーあり)
  • 3.4kgと超軽量!
  • リーズナブルで嬉しい
筆者
キャプテンスタッグはスタンダードなモデル&安価なので、気軽に手に取りたい人向けの最初のタープとしてもおすすめできます!

【おまけ】初心者でもタープ用に「ちゃんとしたペグ」を用意するのがおすすめ!

風通しが良いタープは、その分風を受けやすいのが心配な点。

基本的にタープにはペグ(杭みたいなやつ)が付属していますが、それだと簡易的で強風に耐えられるか心配

よって、タープ用に「ちゃんとしたペグ」を持っておくのが安心です!

こちらはスノーピークの鋳造ペグ

ちゃんとしたペグって?
  • 地面にしっかり刺さる長さ
  • 曲がりにくい硬さ
  • 壊れない強固さ

→これらを兼ね備えたペグのこと!

強風が吹いたらペグが抜けてタープが倒れた…!

なんてことにならないよう、ちゃんとしたペグを使いましょう!

わたし達が使っているのは、スノーピークの鋳造ペグ

ペグの硬さに負けないハンマーが必要なので、ハンマーもスノーピークを使っています。

レビューはこちらの記事でくわしく!

最初から買えば良かった!スノーピークのペグ&ハンマーがキャンプ初心者にもおすすめ

2020年1月19日

ちなみに、ペグの正しい刺し方は、この角度です◎

これぐらいが強固でいい感じ!

まとめ:キャンプ初心者にはヘキサタープがおすすめ!

リビングスペースの屋根となるタープ。

キャンプのテイストが決まるアイテムでもあるので、デザインも大事です!

初めてのタープは、今回ご紹介したポイントを押さえたヘキサタープから、好みの見た目のものを選ぶのがおすすめですよ。

今回ご紹介したおすすめタープはこちら!

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2020年3月19日、芸術新聞社より発売。

これからキャンプを始める方向けに、わかりやすく書きました!

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